聖霊中学・高等学校
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2021年度 入学式式辞

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✧2021年度の入学式の様子は こちらからもご覧いただけます。(本校公式facebook)

    

《学校長式辞》

 先日の恵みの雨が大地を潤し若葉がみずみずしい緑をたたえ、暖かい春の訪れを感じる本日、皆さんが聖霊中学校・高等学校に入学してくださったことに厚く感謝申し上げます。

    

 保護者の皆様、お嬢様のご入学、おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。春と共に明るい希望をもって入学してきた新入生の皆さん、入学おめでとうございます。

    

 さて、聖霊中学・高等学校の教育理念は聖書の一節に基づいています。それは、「光の子として生活せよ」という節です。自分の才能を磨くことによって自分が輝く人になるだけではなく、その才能をもって社会に貢献しながら、周りの人々を照らす人になるという思いがこめられています。

    

 とくに、社会に言葉にできない不安が渦巻いている今年度、皆さんが光の子として周りの人々に寄り添う人になることを願っています。コロナ禍の中、3密を避けて、人々との物理的な距離を取りながら、周りの人々に寄り添って、助けましょう。お互いの安全と健康を守りながら、人と人とのつながりを強め、とくに困っている人に寄り添いましょう。

    

 最近ある国で次のようなできごとがあったそうです。ある家の玄関先に張り紙が張ってありました。その紙は、この家に住む人がはったものです。「この家の家族はみんなコロナに感染しているから、外に出られません。近寄らないでください」と書かれていました。

    

 それを読んだら、皆さんはどうしますか。逃げるか、避けるか。自分の安全だけを考えれば、私も逃げるでしょう。

    

 しかし、この張り紙を読んだある人が次の日またその家に来て、大きな段ボール箱を玄関の前に置いて、家の呼び鈴を押してから、去っていきました。家の人がなんだろうと家から出ていくと、箱の上に手紙がおかれていました。手紙にこう書いてありました。「皆さんが感染のため外に出られないと聞いたので、私は買い物に行きました。箱の中にある食品を食べて、元気をつけてください。応援しています」と。

    

 どう思いますか。この人と同じことができればいいでしょうね。人々との直接の接触がなくても、三密を避けながら、あたたかな心で人に寄り添って助けることはできます。

    

 今、全世界の人々が大きな困難に直面しています。不安になっている人も多いです。皆さんもそうだと思います。今こそ多くの人々が皆さんの光を必要としています。新入生の皆さんが困っている人に寄り添いながら、お互いに助け合おうという決意があれば、どんな大きな困難があっても、それを乗り越えることができます。人々とのつながりを強めて寄り添いながら、希望に満ちた明るい一年にできるようにと願って私の式辞といたします。