聖霊中学・高等学校
校長先生からのメッセージ
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聖霊時報136号巻頭言 「光のわかちあい」

 キリスト教で一番盛大な祝日は復活祭です。復活祭は、キリストが十字架に付けられて死んだ後、復活したとされる日を祝う行事で、キリスト教の信仰の中心となっています。

  

 「光の子として歩みなさい」という聖書の言葉を教育理念としている聖霊中学・高等学校では、入学式などの多くの式典の舞台に、キリスト教のシンボルとなっている十字架の他に、大きなロウソクをいつも飾ります。それは復活のロウソクと呼ばれています。聖書によれば、キリストの復活によって、「新しい命や愛や希望」がこの世にもたらされました。ロウソクの火はこれらのシンボルとなっています。式典の「光のわかちあい」では、まず校長が復活のロウソクから「光」を取り、担任の先生のロウソクに火をともします。次に担任の先生が生徒のロウソクへ火をともし、そのあと生徒同士で「新しい命と愛と希望」を意味している「光」を分かち合います。

  

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 私たち人間も、他の動物や植物のように、「光」なしでは生きられません。また、他者の愛情や支えがなければ人間として成長できません。分かち合うロウソクの「光」は、復活したキリストがもたらした「新しい命」だけでなく、ご家族や先生や友人といった他者からいただく「愛情や支え」だとも考えればいいと思います。この「愛情や支え」によって、私たちは人間として大きく育ち、成長します。そして、自分が光り、輝くことで、相手を支え、喜ばせ、照らすことができます。 

  

「光のわかちあい」でよく朗読される聖書の箇所に、「光からあらゆる善意と正義と真実が生じる」という言葉があります。善意とは、人を疑うのではなく信じることです。善意のある人は、他者に対してよいことを思うし、前向きで積極的な人です。次に正義とは公正、公平で、行なうべき正しいことです。正義のある人は相手を差別したり見下したりせず、仲間や弱い立場の人を守る人です。最後に真実とはいつわりのないこと、本当であるということです。真実を語るまっすぐな人、裏表のない人は、誰からも信頼されるのです。 

  

聖霊中学・高校の皆さんが、復活のロウソクの火の意味している「命と愛と希望」をまわりの人々と分かち合って、善意と正義と真実に溢れる「光の子」として、人々を照らすことができるよう願っています。