聖霊中学・高等学校
校長先生からのメッセージ

2019年度 創立記念式典

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 乙女坂の木々が紅葉しはじめて、秋の深まりを一段と感じる今日、聖霊中学・高等学校は記念すべき創立70周年を迎えることになりました。南山学園理事 市瀬神父様をはじめ、大勢のご来賓のみなさまにこの記念式典にご列席をいただき、教職員と在校生と共にお祝いできますことを、心から喜び感謝申し上げます。

 今日、このよき日を祝うために、「R」で始まる3つの言葉をご紹介したいと思います。「Rejoice(喜び祝う)」、「Remember(ふり返る あるいは 思い出す)、「Renew(改める あるいは 更新する)」という3つの言葉です。

 まず、「We rejoice.」今日の式典と特別企画、花いっぱい運動と明日の休日によって我々が創立を祝っていることがよくわかります。

 次に、「We remember.」今までお世話になった方々、この学校の創立だけでなく、その存続と発展に大きく貢献してくださった方々に感謝しながら、いろいろな出来事を思い出すと共に、この70年間の歴史をふり返ります。

 第3に、「We renew.」時のしるしを読みながら、これからの時代の変化に対応できる学校として聖霊中学・高等学校がさらに発展するように我々が努力するという決心を新たにします。

 この70年間に実に数え切れない方々のお世話になっていますが、聖霊中学・高等学校の存続が危うくなった一つの危機について話したいと思います。それは瀬戸市への移転のときです。名古屋城の近くの三の丸で開校した聖霊中学・高等学校は、名門の女子校になって、数年だけで各学年に200人の生徒がすぐ集まりました。しかし、1970年に瀬戸市へ移転したあと、名古屋から遠くて交通手段が悪く、中学生は激減しました。30人ぐらいしかいない学年もありました。第2代の校長Sr.パウラが「また200人にするために、20年間がかかる。20年間苦労しないといけない」と言ったそうです。

 1980年代には中学の各学年にまだ一つか二つのクラスしかありませんでした。当時の校長 大野神父様が何とかして生徒たちがもっと簡単に通学できるように父母の会カリタスの協力を得て、学園バスの運行を始めました。この時代に卒業論文や『EVE,My青春!』などの新しい試みができたお蔭で、とうとう1993年に、中学校の各学年に5クラス40人学級合計200人の体制が完成されました。まさに、Sr.パウラが予言したように、200人の中学1年生が集まるために20年間の長い年月がかかりました。

 来年また移転が待っています。70年の間に三の丸と現在の校舎で起きた歴史的な出来事をふりかえりながら、恩人と先輩の方々が築き上げてくださった伝統の土台の上に、さらに輝いている「光の子」の教育を新しい校舎で新しい時代に合わせて更新してゆきましょう。